安中城内にあった、藩の中級・下級藩士たちが住んでいた集合住宅です。
現存する建物は、安中城西門の近くにあった「四軒長屋」の一部を、古図面や痕跡をもとに平成期に復元したもので、安中市指定重要文化財です。桁行約47m、梁間約5.5mの細長い木造平屋で、四つの区画に分かれています。
復元にあたっては、幕末期に実際にこの長屋に住んでいた弓削田發（ゆげたはつ）、飯島伴四郎、佐藤鎌蔵、小野盛太郎の四家族の間取りが再現されています。彼らは儒者見習や大小姓、勘定役などを務めた藩士で、当時の武士の生活空間や暮らしぶりを伝える貴重な遺構となっています。
住所：安中市安中三丁目6番1号
安中駅から車で5分
3月〜11月：9時00分～17時00分
12月〜2月：9時00分～16時30分
定休日：月曜日
料金：個人210円、団体（20人以上）120円
（安中市民及び高校生以下は無料）
