明治45年（1912年）に、日本で初めて幹線鉄道が電化された信越本線・碓氷線の電気機関車へ電力を供給するために建設されました。
碓氷峠を越える鉄道の心臓部として、発電所からの交流を高圧直流に変換する役割を担っていました。建物は、当時最盛期だった煉瓦造り建築の技術を駆使した純煉瓦造りの2棟（機械室と蓄電池室）からなり、重厚で美しい外観が特徴です。
日本の近代化に貢献した鉄道施設として価値が高く、国の重要文化財に指定されています。「めがね橋」など他の鉄道遺産と共に、歴史を今に伝える貴重な産業遺産として保存されています。
住所：群馬県安中市松井田町横川地内
横川駅から徒歩30分
