江戸時代の中山道において、東海道の箱根関所と並び称されるほど重要な関所の一つでした。
元和9年（1623年）に江戸幕府によって現在の場所に設置され、特に「入鉄砲に出女（いりでっぽうにでおんな）」を厳しく取り締まる、関東の出入国管理の要衝として機能しました。この関所は東西に門があり、東門を安中藩が、西門を幕府が警固にあたっていました。
関所は明治2年（1869年）に廃止されましたが、跡地は群馬県指定史跡となっています。現在は、当時の部材の一部も使用して東門が復元されており、往時の厳しい取り締まりを伝える「おじぎ石」なども残され、歴史ロマンを感じられる場所となっています。
住所：群馬県安中市松井田町横川573
横川駅から徒歩5分
